ふじようちえん

harasho19862007-07-07

ふじようちえん(手塚貴晴+由比設計・新建築0705ほか掲載)の見学会に行ってきた。

なんというか、自然に心が浮き立ってくる建物である。佐藤可士和さんの「建物全体を巨大な遊具にする」という企みは完全に成功しているようだった。
他の見学者も皆楽しそう。私も滑り台を滑ってきました。 幼稚園じたいがフランクな雰囲気で、2階から水まきをしていた先生が地上にいる先生に水をかけて遊んだりしていた(笑) なるほど、この施主にしてこの建築あり。建築の質を決定するのは建築家だけではないのだ。
設計者の手塚夫妻も来ていて、建物を説明していたので後について歩く。手塚貴晴さんが“建築家がコントロールしていなくても皆が楽しんでくれる建築でないといけない”と語っておられたのが耳に残る。なるほど、そういう建築が長い時間を生き残ってゆくのだろう。