福生市役所

 バーベキュー解散後、寄り道して福生駅へ。駅から歩いて福生市庁舎(山本理顕設計工場)を見に行く。

・今日読み終えた本
(35)日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で 水村 美苗
 あたかも、日本人はDNAによって日本人であるかのような思いこみ・・・・。
 それは、あの有名な「日本文化私観」のなかで、坂口安吾に「必要ならば、法隆寺をとり壊して停車場をつくるがいい。我が民族の光輝ある文化や伝統は、そのことによって決して滅びはしないのである。」と歯切れよく啖呵を切らせた思いこみと同じである。(中略)安吾が気がついていないのは、ヨーロッパ人は、他民族の侵略につぐ侵略という過酷な歴史を生きてきたうちに、自分たちの国を「発見」してきたということである。(中略) 日本人がかくも無邪気に日本語の永続性に自信をもてたのは、ひとえに、四方を海で囲まれた地理的な条件が幸いし、日本語を護らずに済んだだけのことである。