・今日読み終えた本
(40)現代の建築保存論 鈴木 博之
 建築が、機能と経済と社会性のうえに立って「必要」を論じはじめたとき、狭義の近代建築がはじまったといえるかもしれない。先ず、「装飾」がそこで死んだ。その後、建築はあらゆるものの必要を問うた。必要以上に金をかけてよいのか。必要以上に頑丈に作ってよいのか。(以上は議会対策)。必要以上に建築を長持ちさせる必要があるのか。必要以上に建設に手間をかけてよいのか。(以上は株主訴訟対策)。必要以上に……、必要以上に……、こうして多くのものが次々と死んだ(これが、近代社会なのか)。そこで、リア王はいう、「えい、必要を論ずるな」。(p.95)
(41)遠山顕の英文法31のツボで英会話名人 (講談社プラスアルファ文庫) 遠山 顕