TOKYO 2016

▽(鉄道広告)
身の回りには、溢れるように沢山の広告がある。溢れているが故にかえって、広告は人々の認識の外に追いやられてしまいがちである。広告はまず、「見てもらえるかどうか」というハードルを越えなくてはならないのだ。*1今や電車の一編成を一社の広告で埋め尽くすADトレインも、そろそろインパクトが薄れてきた感がある。次に新しい方法が来るとしたら、「広告なしの電車」かなと思う。例えば、広告スペースの大半を白紙で埋めて、隅っこの一枚にだけ商品の写真があるとか。「広告らしきものが見当たらない」ことで関心を誘うのである。「プレミアム」「すっきりクリア」「シンプル」系の商品に適用できる気がする。
もっとも私が見たことないだけの事で、既に誰かがやっているのかもしれないけど。

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新デザインの、オリンピック招致運動の幟がお目見え。九段下駅にて。

*1:佐藤可士和が似たようなことを言っていた。