harasho19862008-06-18

■小6転落死 東京・杉並
18日午前9時25分ごろ、東京都杉並区和田の区立杉並第十小(宮山延敬校長、児童388人)で、杉並区和田2、会社員、中村俊晴さん(44)の長男京誠(きよまさ)君(12)=同小6年=が校舎屋上にあるドーム状のアクリル製採光用窓(厚さ4.5ミリ、高さ約70センチ、直径約130センチ)を突き破り1階の床に転落、全身を強く打ち約4時間後に死亡した。(毎日新聞)

 ニュース映像や衛星画像で全体をみると一見して、ここの屋上は一般の人*1が利用することを想定して造られていないとわかる。屋上というより屋根に近いな。そんなところに児童を連れて行った学校側の過失が最も大きいと私は思うんだけども、ほかのmixi日記を読むと設計者の責任を問う声もほんの少数ながらあるね。(華僑の手抜き工事だなんていってるバカ右翼も1人いたが、論外)
 メインテナンスの作業員が何かの拍子につまずいて・・・ということもあるかもしれない、という観点からならば何らかの対策はとるべきだったのかも、と思う。下は高さ12mの吹き抜けだというし。しかしこの事故に関してだけ言えば、屋上の入り口に鍵を取り付けた時点で設計者は充分責任を果たしたのではないだろうか。
ところでアクリルドームの下には網入りガラスが入っていたそうなのだけれども、どこかの日記に「強化ガラス」と書いてあった。同じだと思ったんだろうけど、ガラスに入っている網は火災時の崩落防止用。強度を増すために入れてあるわけじゃないんですよ。

▼(杉並芸術会館)
外壁の鉄板が貼られている。(画像) 

・今日読み終えた本
(52)虚貌(上) (幻冬舎文庫) [ 雫井脩介 ] 雫井脩介

*1:空調機器等のメインテナンスを行う作業員を除くすべての人